Circle(サークル)とは、海外取引所であるCoinbase(コインベース)のCentreコンソーシアム創設メンバーのうちの1社で、人気仮想通貨である「ステーブルコイン(USDC)」を発行してきました。
そんなUSDCの運営など手掛けるCircle(サークル)がニューヨーク証券取引所に上場することを発表しました。
Circle(サークル)がSPAC経由で上場へ!
会長兼CEOのジェレミー・アレール氏によると、Circle(サークル)はSPACのConcord Acquisition Corpと合併することで、上場することを計画しています。SPACとの合併は現在、テック企業にとって、上場企業になるための人気の手法となっています。
アレール氏はブログの中で、以下のように述べています。
Circle(サークル)がニューヨーク証券取引所で上場企業となる最終契約を締結したことを発表しました。これは、上場特別目的会社であるConcord Acquisition Corpとの組み合わせにより実現したものであり、世界の経済システムを再発明するというCircleの使命として今回の上場を決定しました。
アレール氏のブログ
なお、Circle(サークル)の取引での評価額は45億ドル(約4940億円)となっています。
USDCに成長期待
過去12カ月間のUSDCの流通量は55倍に増えており、260億USDCに到達しそうな勢いを見せています。アレール氏はUSDCの成長に期待しているようです。
実際に、ブログでも以下のように述べています。
私たちは仮想通貨経済システムとブロックチェーンテクノロジーのために協力しています。この試みはまだ始まったばかりであり、価値を構築し、提供し続けることで、今後を楽しみにしています。
アレール氏のブログ
Circle(サークル)は収益源である「USDCの運営」、「決済・財務サービス」、「クラウドファンディングプラットフォーム」の内訳について解説しており、「決済・財務サービス」の収益が約71億円、「USDC運営」が約44億円、「クラウドファンディングプラットフォーム」の収益が約11億円であることを明らかにしています。