仮想通貨とは?
仮想通貨とは、インターネット上で不特定多数に対してサービスや商品などの購入の対価として利用することができる財産的価値のことを言います。そのため、仮想通貨には中央銀行などの公的な発行主体や管理者が存在しません。中央集権的な管理者を介さなくても、個人同士がPeer to Peerで安全に取引できるようになっています。
仮想通貨は、公開鍵暗号や電子署名といった暗号技術を用いることを前提としているため、海外では「Cryptocurrency」と呼ばれています。そのため、日本でも暗号資産と呼ばれることもあります。
日本では、仮想通貨を資金決済に関する法律において下記のように定義しています。
一 物品を購入し、若しくは借り受け、又は役務の提供を受ける場合に、これらの代価の弁済のために不特定の者に対して使用することができ、かつ、不特定の者を相手方として購入及び売却を行うことができる財産的価値(電子機器その他の物に電子的方法により記録されているものに限り、本邦通貨及び外国通貨並びに通貨建資産を除く。次号において同じ。)であって、電子情報処理組織を用いて移転することができるもの
二 不特定の者を相手方として前号に掲げるものと相互に交換を行うことができる財産的価値であって、電子情報処理組織を用いて移転することができるもの
平成二十一年法律第五十九号
資金決済に関する法律から引用