2021年7月8日、ウクライナ保安庁(SSU)は大規模な仮想通貨マイニング施設を閉鎖したことを発表しました!
ウクライナで違法マイニング施設を閉鎖!
ウクライナ保安庁の公式発表によると、ヴィーンヌィツャ(首都キエフの南西に位置する都市)の地元電力会社の一室をマイナーが占拠しており、電力網に不法に接続していたようです。これについて、ウクライナ保安庁は「ヴィーンヌィツャの都市全体で停電する可能性があった」と公表しています。
また、ウクライナ保安庁はマイニング施設閉鎖の際に、プレイステーション3,800台・CPU50個・GPU500個・電話・メモ帳・書類・フラッシュドライブなど計5,000台のハードウェアを押収しています。
大規模な電気窃盗で摘発
今回閉鎖された違法マイニング施設は、ヴィーンヌィツャなどに住むグループが仮想通貨をマイニングするために「JSC Vinnytsiaoblenerho」という企業の工業団地内にある元倉庫に設置した施設のようです。
「JSC Vinnytsiaoblenerho」の電気を窃盗しており、損害額は毎月約2,000万~2,800万円程とされています。このグループは電気窃盗を隠すために、「JSC Vinnytsiaoblenerho」にバレないよう電力計にも細工をしていたようです。
ウクライナ保安庁は、現在、マイニング施設に関わっていた人の特定を進めています。関与していた人物の中には、現地電力会社のスタッフも含まれている可能性があると述べています。
今回のように、ウクライナでは時々違法マイニング施設が摘発されています。2021年7月上旬には、ウクライナ保安庁はASIC150個を備えた小規模マイニング施設を閉鎖したことも公表しています。