UniswapでUNI 流動性マイニングの提案を再び実施!
大手分散型取引所であるUniswapのトークン「UNI」の流動性マイニングについて、コミュニティフォーラムに第二弾となる提案書が提出されました!
UNI流動性マイニングの第一弾は、2020年11月に終了しています。それ以降の提案は出されたものの、採用には至りませんでした。
今回提案されたUNI流動性マイニング第二弾は、Uniswap v3で実施されることを目的とするものです。イーサリアムのL2ソリューション「Optimistic Ethereum」でv3がソフトローンチされたことを踏まえて、v3の流動性やそれに伴う市場参加者を大幅に拡大する狙いがあるようです。
v3とは2021年5月にローンチされたUniswapの最新バージョンになります。v3は複雑な仕組みで、価格範囲を限定して流動性を提供する集中流動性の導入などが特徴です。
UNI 流動性マイニングの提案の詳細【第二弾】
約6ヶ月に渡り流動性マイニングが継続する提案となっており、計165万UNIが分配されます。
また、分配率はトークンペアとそのリスクによって異なります。それぞれの流動性プールと配当率は以下の通りです。
UNIの合計分配量は186,939UNIで、獲得できる取引手数料は年間0.05%となります。
なお、それぞれのプール運用資金の目標額は2.5億ドルです。
●USDC/DAI
●DAI/USDT
●USDC/USDT
UNIの合計分配量は623,130.61UNIで、獲得できる取引手数料は年間0.30%です。
なお、それぞれのプール運用資金の目標額は1億ドルです。
●AAVE/ETH
●LINK/ETH
●MKR/ETH
●COMP/ETH
●YFI/ETH
UNIの合計分配量は9,970.09UNIとなっており、獲得できる取引手数料は年間0.05%です。
なお、それぞれのプール運用資金の目標額は1,000万ドルです。
●DAI/cDAI
●ETH/wstETH
●USDC/aUSDC
●USDC/PcUSDC
また、インセンティブプログラム管理をするために、「Uniswap Liquidity Program」の設立も提案されています。「Uniswap Liquidity Program」は、8名の委員で構成され、そのうちの5名がコア委員となっています。他の3名はコア委員かつマルチシグのプロセスを監督する役割があります。
今後の動向
UNI 流動性マイニングの提案はコミュニティフォーラムに掲載されましたが、実行するためにはUNI保有者による投票が必要になります。
提案者は、「2021年7月16日から2021年7月21日までの5日間コミュニティによるフィードバックを収集して、関連する指摘を取り入れなければいけません。その後は、UNI 流動性マイニング提案に対するスナップショット投票を行う予定です。」と述べています。